介護職は高齢者を中心に人と関わる仕事ですし、ほかの介護職や職種の人たちと連携してチームで仕事をする必要がありますよね。そうなってくるとどうしても対人関係でストレスをため込みやすくなり、さらに高齢者たちの我儘や認知症などによる唐突な言動にイライラしてしまうことも珍しくありません。その結果としてストレスを抱え込み、疲れやすくなったり精神的な病気にもかかりやすくなっているのです。
ほかにも、人手不足で1人1人にかかってくる仕事の負担の大きさもストレスの一つだと考えられています。このような点から介護職がストレスを緩和することは非常に重要だと言われていて、大きな課題の一つとして議論されています。
そんな介護職がストレスを緩和させる方法としては、笑うことが大切だと言われているようです。笑うことは気分転換につながると考えられていて、さらに精神的にもリラックスしやすくなります。そのため仕事中であれば高齢者の人やスタッフと笑い合ったり、仕事終わりに笑えるようなことをしてストレスを発散することがおすすめだと言われています。また、愚痴や文句など言いたいことを我慢し続けているとストレスがどんどん蓄積されていくため、愚痴など言いたいことは言ってしまうことも緩和方法として挙げられています。ただし愚痴を言いたい相手に直接言うのではなく、職員や上司などほかの人に愚痴や文句を話して自分の中から吐き出してしまうことが良いとされています。